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14歳からのカナダ留学!中学生だった私の世界観が一瞬で変わった瞬間

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カナダの教育

14歳の誕生日を迎えてから2週間後、カナダの地に単身乗り込んだ私。今考えてみれば、まだ自我の構成途中だった「小娘」が何もわからないまま、未知の国へと乗り込んだわけです。文化も学校生活も全く違う、カナダという土地で私が学んだのは、その「世界観」でした。

日本では、ある程度、学校の先生や親が決めたレールの上を私たちが、同じような速さで進み、同じように学んでいく学習方式であるのに対し、カナダでは、どのスピードで何を学ぶのか、決めるのは全て自分次第だったのです。

最低限の必須科目以外は、自分で時間割を組み、好きな学習を好きなだけできるスタイルを採用しているため、生徒たちは、自主的に自分の長所を伸ばすことができます。日本では、大学でこのような制度を採用していますが、カナダでは、Secondary School(中学3年生~高校3年生)から、自主選択学習を適応しているのです。

 

個性を伸ばす

人には、得手不得手があるように、皆同じではなく、それぞれが自分で考えた自分式の成長方法を考えればよいという考えは、日本で生活する私たちには、あまり浸透していませんよね。口では、「子供一人ひとりに目を向けて、個性を伸ばす」といっていても、皆が同じことをしていなければすぐ不安がるのが日本の教師というものです。

 

皆同じ方が教育はしやすいですし、間違ってしまった場合軌道修正も容易にできます。一人だけ違うことをしてはいけないと頭から決め付け、その考えを子供に植えつける。そんな偏った考えで育った子供は、自発的な考えをせず、消極的な性格に育ってしまいます。

 

教育で最も大切なのは、自主性

自分で考え、それを実行できなければ、何かを生み出すことなどできません。そんな子供に、「お前は自分の考えがないのか」と言われても、そういう風に育てたのは、大人たちなのです。この事実に、私たちは全く気が付いていません。本来、教育で最も大切なのは、自主性であると、誰もが知っているはずなのに、誰もその本質に目を向けていないのです。

 

当時、私は数学がとても好きで、成績もそこそこだったため、留学先の先生に、1学年上の授業を受けてみたいかと聞かれたとき、とても衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えています。好きな分野を、どんどん伸ばしてくれ、それを「みんなの足並みを乱している」と否定されるどころか、「できるのであれば、先に進んでいい」といってくれているのですから。

 

日本からカナダへやってきたばかりだった、私にとって、自分で決めるという「行為」は、とても新鮮であり、有意義なもので、現在の私の思考を構成する上でかけがえのない経験となりました。実際社会に出れば、全てを自分で決めなければなりません。自分のために決めてくれる親は、会社にはいませんし、己の方法で、生き抜いていくしかないのです。

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