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グローバル人材の落とし穴、自己主張と自分勝手は紙一重

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出る杭は打たれる?

海外の人と上手に付き合っていくには、自分の考えを主張し、ストレートに伝えなければならない、と世の中ではよく言われていますが。この「自己主張」の本質とは一体どういうものなのでしょうか。日本では、「出る杭は打たれる」などといったことわざがあるように、あまり自分の考えを表に出さない方が良いとされています。

それはなぜなのか。一言で言ってしまえば、「自己主張」は、とても難しいからです。集団生活で成り立っている社会では、一歩間違えば「協調性のない社会不適合者」という烙印を容易に押されてしまいます。そんなことになるくらいなら、「みんな同じ」を貫いた方が、よほど簡単に生きていけるのです。

 

「違う」自分を社会に受け入れられるために

しかし、それでは、トップには立てません。他者の上を行く者は、いつでもどこかが「違う」のです。では、「違う」自分を社会に受け入れられるためには、どうしたらよいのでしょう。人とは違う考えをいつでも持っていれば良いのでしょうか、自分の考えを貫き通せば正解ですか?いいえ、間違った認識をしてはいけません。

 

「自己主張」と「自分勝手」は違うのです。他者の言い分を聞き入れず、自分が正しいと「思いこむ」これは間違いなく「自分勝手」な考えですね。今、グローバス社会で求められている人材は、このような「わがまま」な人ではありません。広い視野で物事を考えることができる人材が求められているのです。

 

考えを共有し他者を説得できるか

自分の考えを押し通せば「自分勝手」ですが、自分の考えを共有し他者を説得できれば「自己主張」。自己主張とは、数ある可能性から、答えに一番近いと思われる自分の考えを、言葉にできることを指すのに対し、自分勝手は、自分のことしか考えない利己的なことなのです。

 

残念ながら、「自己主張」と「自分勝手」を上手に区別できていない人が、間違った認識で、自分をグローバル人材だと思ってしまうこともありますが、そういう人は、真のグローバル人材とは言えません。「自分が一番正しい」のではなく「自分が正しいことを証明するためにはどうすればいいのか」を考えなければいけないのです。この証明を言葉にすることこそが、自己主張なのではないでしょうか。

 

「正しく自己主張」ができる人材

年功序列だった日本社会に、海外の実力主義が進出してきたのは、まだまだ最近のことです。今だからこそ、正確に見極めて「正しく自己主張」ができる人材が必要とされています。もう一度「自己主張」とは何か、みなさん自身で考えてみてください。新のグローバルがどんなものなのか、今よりはっきりと見えてくるはずです。

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